その他産業廃棄物処分
廃タイヤ
山積みされた廃タイヤが発火し、火事になるという事故が発生したことがありました。タイヤは主に石油から作られているため、一度火がつくとどんどん燃え上がり、鎮火させるのに時間がかかります。また煙には有害物質が含まれ、周囲の環境に悪影響を与えます。
廃タイヤを適正に処理せず、敷地内に無造作に積み上げ、放置する業者が続出したことや、環境への影響から、廃タイヤも廃棄物処理法に基づききちんとした収集運搬業者や処理業者を選定し、適切に処理することが必要となりました。
タイヤの処分に関しては、現在「マニュフェスト」と呼ばれる産業廃棄物の管理票を交付するようになっています。社会的に問題となった不法投棄が起きないように、確実に廃タイヤが処理されるように管理されています。
2009年の1年間に処理されたタイヤは9000万本、重量にして95万トンという膨大な量となっています。タイヤのリサイクル率は95パーセントとなっており、高い利用率となっています。
廃タイヤの利用方法には、燃料として燃やして利用する方法と、資源として再利用する方法の二通りがあります。廃タイヤの場合は、約半分が石炭の代わりに燃やされる燃料としての利用方法であり、また全体の6パーセントはタイヤの表面を張替え、再び利用されています。
また全体の17パーセントは再生ゴムやゴムの粉として再利用され、タイヤチップとして加工され、海外に輸出される廃タイヤも全体の16パーセントと、日本国内だけでなく、海外でも燃料として輸出されています。一見、再利用できそうにない廃タイヤですが、手を加えることで再利用可能なのです。