リサイクルで得られる資源

鉄は様々な工業製品に使用され、廃家電から回収された鉄は炉の中で溶かされ、様々な製品として再利用されています。鉄のスクラップは主に市中スクラップと、自家発生スクラップに分けられますが、私たちが廃家電として廃棄した製品から回収されたスクラップは市中スクラップと呼ばれています。市中スクラップも、工場から排出されるスクラップは工場スクラップ、そして廃家電から回収されたスクラップは老廃スクラップです。

回収された鉄が処理される方法ですが、まず圧縮(プレス)して鉄の塊にする方法があります。これは空き缶や薄い鉄など、空間のある鉄くずを圧縮して小さくするために用いられる方法です。車も空間のある鉄スクラップですが、この車も圧縮され処理されることがあります。

次はシャーリング(切断)です。厚みがあり長い鉄くずを切断し収集しやすい形に変えて行きます。他にもシュレッダー(破砕)加工があります。この機械で処理される鉄くずは、車や家電など、鉄以外の非金属が含まれる製品の処理に適しています。高速で回転する円筒形のドラムに取り付けた刃で、金属スクラップを破砕し、その後、鉄とプラスチックなどに分別していきます。

このように処理された鉄は、その材質や重さ、長さ、厚さなどで等級に分けられ、再利用されています。他にも鉄製品の再利用の方法があります。車などは相当年数使用されたものであっても、建設機械やダンプトラックなど特殊な車両は、発展途上国にそのまま輸出されます。日本の車は壊れにくく、品質がいいと言われ人気があるのです。もちろん本当に動かなくなれば鉄くずとして輸出先で再利用されます。