リサイクルで得られる資源

家電製品から回収される資源には、鉄以外にも銅があります。銅は鉄と同じく、私たち人類が古くから使用してきた金属ですが、資源的に豊富な鉄に比べて銅は地球上での量が少なく、希少金属の部類に入ります。

私たちの身近にある銅ですが、地球上に大量に存在するものではないという事実には、とても驚かされますね。ですから、銅は使い捨てに出来るような資源ではなく、再利用することが必要になるのです。銅のリサイクルは、貴重な資源を大事にするという観点から大切になってきます。

銅はスクラップの価値が高いため、非常に高い再生率となっています。工場などで部品として使用されている銅は、100パーセントの再生率で再生しています。廃電線も、ほぼ100パーセントの再生率で再生されています。非常に高いリサイクル率のため、銅は「リサイクルの優等生」と呼ばれています。

銅は様々な製品に使われており、様々な製品から回収されている銅ですが、最近は工場だけでなく、携帯電話や家電製品からも回収されるようになりました。そうして回収された銅は、再びエアコン内部の熱交換器として、電線の材料として、耐熱性の配管部品(銅には殺菌作用があります)として再利用されています。

銅は電気を通しやすく、熱を通しやすく、腐りにくく錆びないという特性を持つため、価値のある、また使用範囲の広い金属として重宝されています。

さらに驚くことに、人間の体内にもごくごく微量ですが銅の存在しています。多く取り込めば健康に害のある銅ですが、この銅が存在することで貧血が予防され、骨や血管を正常に保つ働きをしています。