増え続けるゴミ

増え続けるゴミ

日本は戦後、高度成長期を経て経済的に非常に豊かになりました。その結果、飽食により大量の残飯が廃棄され、古い機械を修理して使用するよりも新品を購入するほうが安くすむため、大量の家電製品が出回るようになりました。

また、私たちの身の回りには利便性や衛生面・コスト面を追求した使い捨ての商品が溢れ、ムダな過剰包装などで家庭から出る一般ゴミは年々増加していました。また、家庭ゴミだけでなく、建物を解体した後から排出されるコンクリートや木材、建設・建築に伴う廃棄物、他にも処理方法が難しい医療廃棄物や車、廃タイヤ類などの産業廃棄物も増加し、ゴミの排出量の増加が社会問題となっていました。

大量のゴミは山林を切り開き、または海を埋め立てて最終的に処理されます。そのため、大切な自然環境が破壊されることが指摘されていました。さらに増え続けるゴミのため最終処分場が不足するようになり、大量廃棄時代を支えるだけの処分場には限りがあることを改めて認識することになりました。

さらにゴミの中から貴重な資源を取り出し、再利用するという観点から、ゴミの減量化・リサイクル化を押し進める動きが出てきました。ゴミの排出量は昭和60年度前後から急激に増加していましたが、平成元年から平成8年は横ばいの状態が続き、最近は排出量が緩やかながら減少しています。

その背景には、家電4品目(テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機)をリサイクルすることが義務付けられ、さらにパソコンや容器・包装紙のリサイクルについても義務付けられるようになったことや、ゴミの問題がメディアに多く取り上げられ、消費者である私たちの意識が変わってきたことなどが上げられます。