増え続けるゴミ

ゴミによる環境破壊

大量に廃棄されたゴミは、自然界のみならず人間にまで影響を与えています。

例えばダイオキシン。この物質は可燃ゴミを焼却する際にその焼却の温度が低い場合に発生し、人間の体に様々な悪影響を与えます。

小型の焼却炉で可燃ごみを燃やした場合に発生するため、ダイオキシンを生み出さないためには、焼却の温度をコントロールできる焼却施設でゴミを処理しなければなりません。(ただしその場合でもダイオキシンの発生を完全にゼロには出来ません)

ダイオキシンは食事として人体に摂取される場合がほとんどで、魚や肉、卵、乳、乳製品の中に存在しています。食事以外でも大気中のダイオキシンが含まれ、それを吸い込む事により体内に取り込まれることも考えられます。ダイオキシンが人体に与える影響としては、奇形児や生殖異常を引き起こすことや、発育異常、発ガン、脾臓萎縮、造血障害など、その毒性は極めて強いものと言えます。

他にも廃棄物から流出した有害物質は、雨などによって土壌に染みこむ、固形状の廃棄物でも土に埋めることで有害物質が土壌を汚染する、チリ状の有害物質は風に舞い上がり大気を汚染するなど、ゴミを放置することでどんどん有害物質が広がっていきます。その拡散を抑える為には、有害物質を完全に閉じ込める特殊な施設をつくらない限り難しいと言えます。

また土壌を汚染した有害物質は次に植物に影響を与え、汚れた水が河川に流れ込むことにより海の生き物を汚染していくのです。そうして回り回って有害物質は私たちの身体の中に取り込まれます。地球は閉じた空間なので、どこかで生まれた有害物質は、それが完全に消失するまではずっと地球上に存在して悪影響を与え続けます。

環境破壊の他にも、ゴミの増大によりカラスやネズミが増える、不法投棄によって景観が損なわれる、またそれらのゴミの撤去費用を税金で賄うため税金がムダに使われるなどの弊害も発生しています。