こんなトラブルに注意
2011年の夏に、九州地方でエアコンの室外機が次々に盗難されるという事件が起きました。主に福岡を中心にして起きた事件でしたが、容疑者は程なく逮捕されました。
ご存知のとおり、エアコンは室内機と室外機のペアで使用しなければ機能しません。室外機を取り外されたら最後、室内側のエアコンは完全に使用できなくなります。暑い夏の時期の事件でしたので、多くの被害者は夏場にエアコンを使用できず本当に迷惑されたことと思います。また、室外機だけが盗難されたと言っても、室外機だけを買うことは難しく、結局エアコン全部を買いなおす以外に方法はないようです。
このエアコンの室外機ですが、外部には鉄が、また内部の熱交換器には銅も使用されており、資源としての価値が高いものです。容疑者によると、室外機は屋外にあり、短時間で盗むことができ、すぐにお金になった、ということで、鉄や銅のスクラップ代を稼ぐための、お金目当ての犯行だったようです。
他にも同種の犯行は、日本各地で起きています。室外機は一台三千円ほどで業者が引き取ってくれるようですので、本当に手っ取り早くお金になるようです。ただし、エアコン室外機は家電リサイクル法でリサイクルが義務付けられているため、業者は違法であることを承知の上で室外機を引き取っているのです。
ユーザーがこのような犯行を未然に防ぐことは不可能ですし、根本的な解決策はなかなか見出せないのが現状ですが、せめて出来る対抗策は、使わない時期には室外機にカバーを掛ける(犯行に時間がかかると思わせるため)、アパートの空いた部屋から室外機を盗む傾向があるため、カーテンを閉め、人が住んでいるというアピールをするなど、ささやかですが対抗策を講じておきましょう。